勢いで自転車をこぐ友人と月夜

ヘッドホンに流れるBGMは世界を示す
君が考えている「アイスコーヒー」と、一般的に想像する「スパゲッティ」は、もしかすると全然違うものかもしれない。そうやって考えると、ちょびっと不思議な感じがする。

一生懸命熱弁する兄弟とアスファルトの匂い

辺ぴなところに住んでいると、インターネットでものが手軽に購入できるようになったのが、とても便利だ。
それは、まともな本屋が市内に一軒だけしかなく、本の品ぞろえも悪いから、購入したい小説も買えないからだ。
取り寄せるよりはオンラインショップで購入するほうが簡単だ。
だって、本屋に行くだけで原付で30分以上かかるからものすごくめんどくさい。
ネットショップに慣れたら、他のものもインターネットで購入するようになった。
なんでもインターネットで買うようになった。
家電は、ネットのほうが確実に安いし、型番商品は必ずオンラインショップ買いだ。
しかし、実物は見てみたいから、近くの家電量販店で、見てから最終的に決める。

雲が多い水曜の午前にカクテルを
慢性冷え性にかかってからは、少々身にこたえるけれど、どう考えても寒い季節が気に入っている。
家の空気が乾燥しているからか、カラッとした香り、プラス、暖房器具のぬくもり。
寒さの中の太陽って華美な気になれるし、一眼レフを持って行った、朝の海岸も素敵。
空気を撮りたかったら、レフもいいけれど、トイカメラで思う存分連写するのが本当にかっこいいショットが手に入る。

陽の見えない大安の晩はカクテルを

知佳子はAさんが大好きらしい。
Aさんも知佳子の事を大事にしている。
Aさんが出張の時は、知佳子も連れて行ってもらっているし、この前は私も一晩だけ一緒に行った。
Aさんも知佳子も私を同じ名前で呼ぶし、何かをするときは、まず私に聞いてくれる。
なにかしら気にかけてくれている感じがして非常に空気がよかった。

湿気の多い週末の夕暮れに歩いてみる
出社のためにいくつかスーツに似合うシャツを購入しているけれど、毎回買う時に何枚も試着してしまう。
そこそこ、かたちに厳しいのも珍しいと感じていた。
しかし、営業先で、ワイシャツはオーダーメイドしてもらうと、こだわっていた方がいらっしゃったので、心外だった。
たしかに、シャツ一枚でかっこよく見えるからかな、と感じた。

騒がしく話す先生と紅葉の山

少年は夜中の3時に眠りから覚めてしまった。
夏休みが始まって2週間ほどたった夏の夜のことだった。
暑くて寝苦しくて寝が浅かったのだろうか。
せんぷうきはぬるい風しか送ってこず、ちっとも涼しくならない。

暑くて寝れないし、お腹も減ったので、少年はカレーを作る事にした。
冷蔵庫を漁り、野菜と肉を用意して、炒め、そして煮込んだ。
空が明るくなってきた頃、少年の家からは、とても美味しそうなカレーの香りがしていた。

勢いで話す兄さんと夕焼け
私の子供がマルモダンスにはまっている。
教えたわけではないけれど、3歳だけど一生懸命まねしている。
どこかでマルモの音が聞こえると、録画した映像を見るとだだをこねて泣く。
保存した映像をつけてあげると止まることなくずっと見ている。
母親からみて、テレビの映像を見続けるよりは本を見たり、おもちゃなどで体を使って遊んだりしているほうが好ましいが、忙しい時はテレビなどにたよってしまう。
少しでも、遊んであげたり、本を読んであげたりし続けたい。
大きくなったら必ず離れていくものだから、今だからこそ遊んでおくのも自分の為だ。

気持ち良さそうに吠えるあの子とあられ雲

物語を読むことは域外の一つだけど全部というはずはない。
江國香織さんの文章に凄く魅力を感じる
もう何年も同じ本を読み進めている位だ。
登場人物の梨果は、8年同棲した恋人の健吾に別れを告げられてしまうが、その原因となった華子とルームシェアするようになるという少々変わった小説だ。
ラストは衝撃的で大胆な形だととれるが、それを知ったうえで振り返ると「確かに、そうなるかもしれないな」という感じがする。
そして、とにかく江國香織は言葉選びや登場させるミュージックや、物などがお洒落。
ミリンダが出ればミリンダを飲みたくなるよう書いてあるし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽が出ればついCDをかけてしまう。
物の表現の方法が優秀である。
そして、「ピンクグレープフルーツそっくりの月」という文がどこから浮かんでくるのだろう。
物の表し方に惹かれ、深夜に何回もおなじ江國香織の作品を読んでしまう。
お気に入りの作品との夜の時間が夜更かしの発端かもしれない。

目を閉じて歌う姉ちゃんと擦り切れたミサンガ
ちかちゃんの恋人であるSさんの働く物産会社で、いつも和歌山の梅干しを買っている。
酔うと電話をくれるSさんが可愛がっている部下でアルEくんは、なぜか会話がかみ合ったことがない。
素面のときのE君は、わりと人見知りらしく、そこまでたくさん話してくれない。
だから、私はEくんとは話したと言えるくらいトークをしたことがない。

天気の良い月曜の夜はカクテルを

作家である江國香織の小説に表れる主人公は、みんなクレイジーである。
例えば、ホリーガーデンの果歩。
他にも、きらきらひかるの笑子。
もう一つ上げると、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國さんの隠された性質を、文章にして表した形なのかもしれない。
徹底してクレイジーだと思うのが、「神様のボート」で登場する葉子。
もしかすると迎えに来る可能性もあるあのひとを待ち、たくさんの場所に引っ越しをする。
恋人を絶対に忘れないよう、絶対会えると思い込んで。
挙句の果てにママは現実を生きていないと娘の草子に告げられるが、この女性にはいまいちピンとこない。
というのが、神様のボートの最もクレイジーな見せ場だ。
私はウエハースの椅子には絶対に座りたくないけれど、神様のボートには乗ってもいい。
江國香織さんの書く、クレイジーでも可愛くてせつない女性たちが大好きだ。

悲しそうにダンスする友達とわたし
OLだったころに、いまいち退職する機会が持てなかった。
何としてでも退職したかったわけではないから。
働く意思がないのかもしれない。
しかし、ある日、ハッキリ今月で辞めると報告した。
そんな日になぜかは分からないが、入社当時から少しばかり気難しいと印象を抱いていたKさんが、話しかけてきてくれた。
話しているうちに、まったく気持ちを知るはずもないKさんが「この業種、難しいよね。おまえはもう少しやれると思うよ。」といった。
色々あって胸が苦しくなった。
考える事があって、その日の帰りに、上司に退職をなしにしてもらった。

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